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キリバス共和国~その4~

Mauri,Mauri マウリマウリ
島の中を歩いていると 挨拶してくれます。
マウリは 時間帯関係なく通じる挨拶の言葉です。
「私達は友達だよ。」そう声をかけてくれる村の人達。
とても優しい人達でした。
子供は無邪気です。カメラを向けるとポーズをする子
恥ずかしそうにはにかむ子
未来の瞳を輝いています。

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日本とキリバスのつながり
それは太平洋戦争中のこと、
旧日本軍は、キリバス・ギルバート諸島のバナバ、ブタリタリ、
タラワ、アベママの諸島を占領したそうです。
特に、タラワは、激戦地として知られ、
1943年11月、米軍の猛反撃にあったそうです。
タラワ島とブタリタリ島で5,275名の死者、
米軍も1,075名もの死者が出たそうです。
島を訪れたときに慰霊碑も尋ねました。
日本から慰霊碑を訪れる人たちもいると聞きました。
日本の歌を歌える老人の方もいました。


他にも日本とのつながり沢山ありますが、私が紹介出来るのは
以上になります。
ほとんど写真ですが
この画像から島の豊かさが 届けばいいなって思います。

キリバスの旅、島のゆっくりした時間が
私自身を見つめなおす 貴重な時間になりました。
遠く離れていても
肌の色や 喋ること言葉は違っていても
人間は自然と共存し 助け合い
この地球に感謝しながら生活しなければいけません。

今は日本の南の島で生活しています。
ここでも 多くの人に助けてもらっています。
島の人達との生活、自然の恵みに感謝し
過ごせているのは
この旅があったからこそです。

また ご縁があったら行ってみたいな。





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改めて
感謝します・・・
ありがとうございました




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キリバス共和国~その3~

キリバスの自然の色はとても綺麗です。
一日中、何もせずボーっとしていた日もありました。
浜辺まで歩くと、空や海の色がいつも変化していました。
同じ風景などないのですよね。
都会にいると 周りを見渡せばビルが密集。
時々 空を見上げてみてくださいね。

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世の中から色が無くなったらどうなるのでしょう。
この自然の鮮やかな色からも私達は多くの恩恵を受けているんですよね。
心癒され、時には元気づけてもらい、心鎮めたいときにも・・・

その時々の自然の色を見ることで自分らしさを取り戻せる気がします。




キリバス共和国~その2~

島の生活はのんびりしています。

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海で獲れたての魚をさばかないままパクリ!!
ワイルドです、小骨があるので要注意
私も真似して食べましたが 美味しいのです。


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籠作りをする女性

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色とりどりの洗濯もの

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お父さんが息子の散髪

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島の若者たちが集まりバレーボール

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昼寝をしていると風に乗ってギターと唄の贈り物が届きます。

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島のお祭にも参加
船でお祭りの会場まで行きます。
船の上は人でひしめき合っています。

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少女がおめかしして踊る準備をしています。
可愛いです。

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お祭りは踊りの披露、ブタの丸焼などなど
初めて体験するものばかりでした。

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島の生活に便利さはありません。
与えられた環境で 島の人達が助け合って生きていました。
他人に無関心になってしまった日本
旅行帰りの電車の中、なんだか息苦しい感じがありました。
みんな 無表情だなって
島の生活には心の豊かさがある・・・
そう思えたのでした。

明日へと続く・・・




キリバス共和国~その1~

10年以上前にキリバス共和国を旅しました。
聞いたことのない国の名前と手つかずの海に惹かれたのです。
その頃の私は何の疑問もなく日々の仕事や生活をそれなりに楽しんで過ごしていました。
でも日々、忙しくてちょっと疲れていたみたいです。
自然の豊かさに触れることで まず 自分をリフレッシュしようと思っていました。
2日目でやっと宿に到着しました。
壁のない宿、茣蓙に薄いシーツ、蚊帳
トイレは近代的に海水の手動水洗、シャワーは井戸の水をたらいに汲んで
洗面器で流す
ホテルのような設備はないけれど快適に過ごせる宿でした。

テレビや電話なんて必要ありません
自然の音を聞いているだけで和むし、楽しい
日々変わる空の色、海の青さを見ているだけで楽しかった。

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そして
海・・・
人があまり入っていない海は自然の美しさが残っていました。
珊瑚も魚も大きい!!
ダイビングで入った海は ポイント名もありません。
「どの辺にする?」
「ここがいい!!」
それで海に潜るのです。

写真は古いし スキャンしたのですが色が綺麗に出ていないのが残念。

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潮が引く時ぽっかりと小さな島が浮き出る
そこにも遊びに行きました。


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キリバスの海は美しい
でも 温暖化の影響で海面上昇が問題になっています。
私が訪れた10年前もすでに海面が少しずつ上昇しているのが
浜辺のヤシの木の場所で理解できました。
美しい島が海に消えてしまう・・・
とても悲しくなりました。


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最近のニュース
11万3000人のキリバス国民が新しい住まいを必要としています。
この太平洋の真ん中に位置する小さな島国の海抜高度は2メートル。
地球温暖化によって海面の水位が上昇するのはこの国にとって国家存亡に関わる致命的な問題。

海面上昇の嘘、救済を求めて金儲け
色々噂されていますが
自然が破壊されているのは事実
一人ひとりが立ち止まって
自然の恵みから得られる豊かさを残すすべを
また 自分自身の心の在り方も考えなければいけないのだと思います。

明日へ続く・・・