真昼の月

あなたがギラギラの太陽なら

私は消えてしまいそうな

淡く　薄く

小さな

真昼の月



私はこれからも

あなたを

そっと見ている

真昼の月でいいの

夏ソラ

この空の大きさなんて測れない

夏ソラはいつもより大きく目に映る

坂道を登っていくと

空に昇りたい気持ちになる

ちぎれ雲　入道雲　スコール　虹

雲はすごいスピードで空を駆け巡り

雨はあっという間に七色の虹に変身する

私も空に　絵を描きたい

皆がびっくりするぐらいの　

真っ白で綿菓子みたいな雲と

とびっきりの大きな虹のアーチ

天使みたいな羽も描いてみたい



つい　いたずら心が出ちゃう

夏の午後

夏のソラ

空色

空に触れるには

拘りなんかいらないんだ

空色を知りたいのなら

君の中を空っぽにすること

空を空（くう）にすることだよ


空はきっと

未知なる君を教えてくれるよ

七色

空から見下ろした風景は

昔と違い　色を失ったようです

すべてが灰色・・・

みんな　うつむき歩き

みんな　　同じ想いに囚われ苦しんでいる

あなたは　あなたのままでいてください

周りの人が囁いても

強いあなたでいてください

あなたは

どんな角度からも美しい光を放つ

七色の虹なのですよ

雲の窓

いっぱい　ついたため息・・・

空の彼方に飛んでいった

冷たい風に吹かれたら
ため息雲に変わっていった
灰色の雲に変わっていった

こんなに大きなため息だったんだ

ねえ　この雲
何時になったら消えるのかな

きっとね
これから先も灰色の巨大雲が
荒れ狂い、　叫び、　怒り
空を横たわる日が訪れるでしょう

そしたら
毎日　あくびして
あの日の事　笑ってればいいんだよ

ほら
雲の窓が見えてきたよ
この空に背伸びして
もうひと眠りしよう